お知らせ
野菜に会いに。
まだ夜明け前の薄明かりの中、 この場所は賑わっている。 午前5時台、冬の京都の大原ふれあい朝市だ。
慣れた手つきでケース買いをする料理人らしき人、 今日の食卓に並ぶであろう新鮮な野菜をひとつひとつ手にとって吟味している人、 ここでは様々な人々が行き交う。 みんな満足気に見える。
そんな朝の生き生きとした空気を味わうだけでも訪れる甲斐がある。
野菜、花、パンにおにぎり、炊き込みご飯も人気だ。
あっという間に野菜達は様々な行き先が決まっていく。
そうこうする間に明るい朝がやってくる。
春の大原朝市は
山菜に緑豊かな野菜が並ぶ。
調理法を尋ねながらの買い物。 人と食の一期一会も醍醐味である。
季節によって楽しみ方が変わる大原。 夏はセミの喧騒を行けば、カラフルな野菜がお出迎え。 秋は色づく山を駆けると根菜に菜葉がずらっと待っている。 みずみずしい季節の吐息につい手が伸びる。 いつ訪れても楽しいひと時が待っている。